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LGBT重大事件を題材にした映画『ストーンウォール』

映画「インデペンデンス・デイ」で有名な映画監督ローランド・エメリッヒの最新監督作品『ストーンウォール』が今年の冬に日本でも公開されます。この映画は1969年6月28日にニューヨークで起こった事件を題材にした映画であり、実はLGBTに関わる人なら要注目の映画です。

そもそもストーンウォールの事件(通称ストーンウォールの反乱)とは何かというと、簡単に言えば同性愛者がアメリカ史上初めて警察に真っ向から立ち向かった事件のことです。この事件はLGBTの権利獲得運動における重要な転換点として知られており、言ってしまえばLGBTに属するすべての人にとっては特に重要な事件です。

そんな超重要な事件を題材にした映画なのでもちろん注目度は高い上に観るべき価値は十分にあると思います。しかし実はこの映画、すでに多くのゲイやビアン、バイ、トランスジェンダーの人々から批難を受けている部分があります。

それはストーンウォールの反乱という史実に反したキャスティングが行われていること。具体的には史実で重要となった人物がなぜか白人に置き換えられているのです。

これは映画の世界でよく問題視されている白人化(ホワイトウォッシュ)と呼ばれる手法であると批判されており、実はLGBTをテーマにしている映画なのにLGBTからは不安や批判の声が多いという皮肉な状況となっています。こういった批判に監督はメインキャストを白人にしたのは多くのストレート、ノンケな人たちに共感してもらうためといった内容で応えているそうです。

こういった監督の意見は厳しく言ってしまえば共感が得られやすいからという理由で白人で固めることで、逆に白人でないと共感できない人が世界には多いことを認めてしまっているとも言えます。なんだかいろいろと腑に落ちない要素もある映画ではありますが、ストーンウォールやLGBTについてまったく知らない人たちにきっかけとして鑑賞されるのは良いことかもしれません。


 

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